当院では、虫歯の治療や根っこの治療といった基本的な歯科治療を大切にしています。
いくらきれいに詰めもの・被せものをしたところでベースがいい状態でなければ、長いこと快適に使い続けることはできないからです。
当院の歯科治療:痛くない治療を目指して
当院では、麻酔注射をしたときの痛みがなるべくないように工夫を凝らしております。
多くの患者様方からも痛くないとのお声をいただき、好評です。
痛くない麻酔注射のために
表面麻酔薬を使用
麻酔注射の予定部位にはあらかじめ表面麻酔薬を塗布して、注射針が刺さる感覚を鈍くさせて痛みを感じにくくします。
極細針を使用
注射の痛みは、針が刺さる痛みはもちろんですが、注射液が入って行くときの圧力でも感じるものなので、極細針を使用することで両方の痛みを低減することができます。
麻酔は手打ちで
最近では電動で麻酔を打てる器械というのもあるのですが、当院では敢えて「手打ち」で麻酔注射を行います。
極細針で物理的に掛かる圧力が低減されている上に、術者の手にかかる注射の感覚を大切に麻酔を行うことで、更に圧力が適切に調整された痛くない麻酔注射を可能にします。
虫歯の分類と症状について
虫歯と一口に言っても進行度によって様々な状態・症状があります。
虫歯菌の出す酸により歯が溶けた状態を虫歯といいますが、歯科では虫歯という意味の英単語のcaries(カリエス)を略してCと呼ばれます。Cはその進行具合によりC0→C4に分類されます。
C0→C4とその治療法については以下の通りです。
C0:エナメル質の脱灰
歯の表面が溶け始めて不透明な白色に変色、もしくは奥歯の溝などでは茶色く変色しますが、虫歯の穴は開いていません。
虫歯の中では最も初期の段階で、この時点では痛みはありません。
C0の虫歯に関しては、適切なブラッシングやフッ素の作用で進行が止まり、治療することなく虫歯が治る可能性があります。
C1:エナメル質の虫歯
C1は歯の一番表面のエナメル質にとどまる虫歯です。
エナメル質に留まる虫歯で神経とも距離があるので、症状がないことも多いです。
C2:象牙質に至る虫歯
C2はエナメル質の内側の象牙質まで進行した虫歯です。
虫歯の穴はC1のものよりも深く、大きいです。
虫歯が神経の近くまで進行しているために、冷たいものや熱いもの、甘いものが染みるといった症状が出てきます。
C3:神経に至った虫歯
C3は、歯の一番内側の神経まで到達した虫歯で、激しい痛みが生じます。
C4:歯冠部は崩壊、ボロボロの根っこ部分だけが残った歯
C4は、根っこまで虫歯に侵され、もはや使いようのない状態です。
大抵の場合は、神経は死んでしまっているので痛みを感じることはありませんが、痛みがないからといって放置すると周囲の骨が炎症して骨髄炎になり、激痛が起こる場合もあります。
虫歯の治療法について
C1~C2
小さい虫歯はレジン充填(CR)、または詰めもの(インレー)、大きい虫歯は被せもの(クラウン)の処置をします。
レジン充填(CR)とは
奥歯や前歯の小さい虫歯は、虫歯を取り除いたら、コンポジットレジン(CR)と呼ばれる歯の色をした歯科用プラスチック材料を詰める治療をします。
ほとんどのケースで保険が適用されます。
詰めもの(インレー)・被せもの(クラウン)とは
C3
神経に虫歯が達してしまった場合には麻酔をして歯の神経を抜き、洗浄と消毒を繰り返しすことで神経の通っていた管、根管内をきれいにする根管治療を行います。
もしくは以前に神経を抜いてある歯根が感染した場合にも、同様にして根管内をきれいにする感染根管治療を行います。
根管内がきれいになったら根管内を密閉し、土台を立て、被せものの処置を行います。
C4
神経どころか周りの歯質の部分までボロボロになってしまった歯は抜くしかありません。
抜いた後には、ブリッジ、入れ歯、インプラントなどの処置を行い、歯の機能を回復させます。
入れ歯について詳しくは 入れ歯 のページをご覧ください。
インプラントについて詳しくは インプラント のページをご覧ください。
ブリッジとは
ブリッジとは、(基本的には)欠損した歯の両隣の歯に被せものをした間に橋渡しの要領で一体型の歯を作り欠損部を補う治療法です。
歯の治療は早期が大切です。歯のことなら何でもお気軽に
ご相談ください。
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